この記事は、コーチ・コンサルといった先生業がどんな商標登録をしたら先生ビジネスの発展に効果的かを説明しています。
コーチ・コンサルといった先生ビジネスをされる方が最近増えています。人の目標達成や成長をサポートする仕事であり、非常に意義のある仕事だと思います。この、コーチ・コンサルといった先生ビジネスは、一見すると商標登録は関係ないようにも思えます。
しかしながら、コーチ・コンサルといった方は肩書で自分自身の専門を明確化することが必要ですし、講座を運営している方は、講座名のネーミングをうまく付けることが重要です。上手く商品名のネーミングを付けることにより、お客様の関心を集めることができます。
このように、コーチ・コンサルの方が良い肩書や商品名を考え出したら、それを自分の代名詞にすべく使用していくことが大切です。それにより、○○のことなら△△さんに相談、といったイメージが形成されていきます。これがマーケティング上は極めて重要で、ハンバーガーならマクドナルド、カフェと言えばスターバックス、牛丼といえば吉野家、といったイメージが出来上がっている場合には、お客さんは皆深く考えることなく思い付いた店を選んでしまう、ということが起こります。
マクドナルドやスタバのような全国展開の企業と同じようにはいかないかも知れませんが、自分の肩書や商品名を商標登録し、それにⓇマーク(商標登録されていることを示すマーク)を付けていくと、○○と言えば△△さん、といったそれに近い状態を作り出すことができます。
よって、ご自身のオリジナリティを表現し、他者との差別化を実現するネーミングについては、商標登録して自分のみが使用できるようにしておくと、マーケティング上、極めて有利に立つことができます。ですので、ご自身の特徴を端的に表すネーミングを考え、これを商標登録して自分だけ使える状態を作るのがオンリーワン市場を作るのに非常に有効です。
逆に、自分の肩書やサービス名について、他の方に先に商標権を取得されると、自分がそのネーミングを使用していたときに、商標権侵害だから使用をやめて下さい、という警告状が来る場合があります、また、それだけで済まず、損害培養まで請求される場合もあります。
このように、コーチ・コンサルといった先生ビジネスをされている方が、肩書や商品名について商標権を取り、自己のブランドを高めるとともに、他者の権利を気にしなくてよい状態を作るというのは極めて大切なことです。効果的に商標権を取得し、コーチ・コンサル業のビジネスを発展させていくと良いと思います。
遠山総合特許事務所
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